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二男T、運命の出会いをする

二男T、先日、兄のKの高校の部活体験に行きました。先輩たちはKの弟だということもあり、みんな親切で、正捕手君が球を受けてくれるという夢のような体験もさせてもらいました。

年若い顧問の先生が「このあと個別相談しますか?」と声をかけてくれ、いざ進学相談へ。ユニフォーム姿から急いでスーツ姿に着替えた先生は、
「野球部はどうでしたか、ぜひ、うちに来て野球部に入ってくれませんか?一緒にやりましょう」と笑顔で話してくれました。。
Tは「はい」と前向き。つい私が「中学時代はクラブチームのお荷物選手だったんです。とんでもなく鈍足だし、ついていけるかどうか…」と言うと、「でも、肩が強いですよね。いい球を投げてましたよ。期待の戦力です」とまずは良い面を取り上げてくれるのです。こんなこと野球人生で一回も言われたことがありません。
そして、Tの顔を見て「好きな科目は理科なんだね。うちの理数クラスはなんと言っても少人数でじっくり学べる所が良いですよ。」もちろん野球部と両方できます。」「僕は理数クラスで物理を教えてます。大学の専門は物理でしたから。」と微笑みました。
私が「T~!、Tも物理興味あるもんね~。うわぁ良かったね~」と話すとTは照れたような、しかし必死で平静を装うような複雑な顔をしていました。
「詳しいことは入試担当に変わります」とまた別の先生がいらして説明してくださいました。そこで
「理数クラスの推薦は最低でも3教科オール👂以上」…と非情な条件を告げられました💧
帰り道、「どうだった?」と尋ねると、「すごく気に入った。それに…ビックリした。野球部の先生、○○先生に本当に似てるよ。表情も話し方も…あんなに似てるなんて」と繰り返し言いました。
○○先生は、Tが中1の2学期からお世話になった通級の担任の先生です。時には真剣に怒ってくれ、Tのつまづきに寄り添ってアドバイスをしてくれました。しかし中3に上がる時に異動辞令がでてお別れすることに。Tは「○○先生がいない中学で、これからまともにやっていける自信が無い」と落ち込んだのです。

そうか…こんな巡り合わせもあるんだ。
もう会えないはずの、自分が信頼していた人。
その人の面影に良く似た人が、再び自分の前に現れて
好きな野球、好きな物理の道を導いてくれようとしている…
大人に、特に学校の先生に疎まれがちなTにとってこれは衝撃の出会いでした。
(母は内申点が足りないことに衝撃を受けてましたが。)

★中2の頃、興味の持てない授業中ノートをちぎって折紙三昧。これは横幅5~6センチの孔雀。教科の先生の怒りのオーラが背後に見える…
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by katasa_f82 | 2020-11-27 20:56 | 高校受験 | Comments(0)